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神前普請 -
2020.07.04
毎年旧暦の6月1日頃、二見浦の神前海岸を進んだ先の潜島へ松下区民が大注連縄を架け替え、家内安全を祈願します。かつて贄海神事が行われた神聖な場所として、注連縄を架け替える神前普請は現在も大切に受け継がれています。
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2020.07.04
地元住民が代々大切に守り続ける潜島注連縄張神事
【特集】神前普請
【取材こぼれ話】
二見町と言えば、夫婦岩の大注連縄張神事が有名ですが、神前海岸の先で地元住民により大切に受け継がれている、もう1つの大注連縄張神事があると聞いて、伊勢市の文化振興課に早速問合せ。残念ながら、今年は新型コロナウイルスの影響で、やむを得なく中止になるそうですが、神事を執り行う松下区の東端区長や、元区長の池村さんにお話を聞かせて頂けることに。
この神事は、鎌倉時代から現在まで、地元住民によって大切に受け継がれてきました。高齢化や人口減少、藁不足など、様々な課題はありながらも、「この伝統神事を、これからも守り続けていきたい」と語るお2人を直接取材させて頂けたことは、とても貴重な機会でした。
また、広くは知られていないこの地域の伝統神事について、貴重な写真資料をご提供頂いた伊勢市教育委員会にも感謝です。
神事を行うのは男性に限る、というしきたりがあるそうですが、女性も見学は可能だそうです。来年はぜひ神事当日の現地を取材させて頂きたいと思います。どうかその頃にはコロナが収束して、皆が穏やかな気持ちで、この神事に取り組めますように。
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