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栄野神社例祭「湯立神事」 -
2021.01.14
伊勢市の二見興玉神社の飛地境内社・栄野(えいの)神社で、1月14日の例祭に合わせて「湯立神事」が執り行われました。この神事は、大釜で薪を焚いて湯を沸かし、神職がそのたぎり湯に束ねた熊笹を浸し、参列者の頭上で熊笹を左右に振り上げることで湯玉を降りかけ、清め祓いをします。この湯が体にかかると、その1年間無病息災で過ごせるといわれています。
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2021.01.14
熊笹から降り注ぐ湯玉で邪気を振り祓い 1年の無病息災を願う
【特集】栄野神社例祭「湯立神事」
【取材こぼれ話】
1月14日午前11時、伊勢市二見町の栄野神社で200年以上前から毎年執り行われているという伝統ある「湯立神事」を取材させて頂きました。
当日、神社の前には沢山の車や自転車が停まり、多くの参列者の姿がありました。境内には、竹や紙垂で丁寧に結界がつくられ、結界中央の大釜では氏子の方々が次々と薪をくべ、神事で使われる湯を沸かしていました。社殿の前には、丁寧に束ねられた熊笹が並べられ、参列者は笑顔で談笑しながら、静かに神事が始まるのを待っています。寒さが厳しい時節のため、配られた生姜入りの甘酒に心身が温まりました。
いざ神事が始まると、皆が心静かにその様子を見守り、祝詞の際には深々と頭を下げ、湯玉のお祓いを有難く受けている様子が印象的でした。頭上に降り注いだ湯玉は思いのほか熱くはなく、邪気の一切を祓い清めてくれているのを肌で感じることができました。
神事が終わり、帰る際には配られた熊笹を手に、皆が清々しい面持ちで祭場を後にしていました。神職や氏子の方々により、大切に守り続けられてきたことがわかる心温まる神事でした。本編記事で、神事の様子をぜひチェックしてみてください。
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