伊勢の風景~重陽~vol.2をお届けします!
2021/09/09
本日9月9日は、五節句の1つである「重陽(ちょうよう)」です。
陰陽思想では、奇数は陽の数、偶数は陰の数で、
陽数の最大値である9の重なる日であることから「重陽」と定められました。
陽数が連なる日はめでたい反面、陽の気が強すぎるため
不吉なことが起こるとされ、邪気祓いの行事がされていました。
後に、陽の重なりは吉祥とする考えに転じ、
邪気を祓い不老長寿や繁栄を願って、菊の花を飾ったり、
菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わしお祝いしたそうです。
本日は、まさしく邪気を祓うかのように、
浄化の雨が降り注ぎ、心も洗われるような朝でした。
そんな伊勢の早朝風景を“写真"でお届けします。
<神宮神田>
▲ 先日、抜穂祭(稲刈りの神事)を終えた神田
<内宮・宇治橋>
▲雨が降る中、より一層厳かな雰囲気が増す宇治橋前の鳥居
▲神域へと導く総木造の宇治橋。雨に濡れた桧の香りが漂います